パタゴニア社員のための講習会

 

昨年、パタゴニアの社員にテンカラの講習をしたことから、パタゴニア社内でテンカラムードになって、パタゴニアテンカラクラブができたようです。私に顧問になってほしい、顧問だから末川までコモーン!ということで2週続けてプチビラMTおんたけでお世話になりました。ブログに今回のことがアップされています。

パタゴニアのアメリカの会長イヴォンはテンカラをやります。テンカラのシンプルなところが気に入っているようです。TenkaraUSAのタックルを使っていてダニエルも知り合いとか。

8月27日、アメリカモンタナ州のウェスト・イエローストーンでテンカラサミット in USAが開催されます。私もゲストで参加して、テンカラの講演や実釣を披露する予定ですが、そこにイヴォンも参加するとのこと。日本のパタゴニア社員がテンカラを始めたことを知れば喜ぶと思います。

というより早く、すでにダニエルが講習会の模様をパタゴニアに送ったので、パタゴニアのHPにもうアップされています。おもしろいことに真冬のモンタナでテンカラをする動画もあります。「流氷に気をつけて!」

つまり、極寒、氷の流れる川に立ちこんでも耐寒性があることをPRするプロモーションなのですが、こんな真冬でもテンカラで釣れることに驚きます。おそらく重いビーズヘッドを付けて川底をゴロゴロ流しているのでしょうが、ぜひ見てください。

パタゴニアはOut  doorの遊びならなんでも普及させる、それが仕事でもあるのでフライ一辺倒だったOut doorにテンカラが加わるのは普及というか、布教に努める私としてはウレシイ限りです。

最近は本当にテンカラの布教者みたいです。休みなしに講習会やイベントをしています。昨年、サンフランシスコにいったので、私のことをサンフランシスコ・ザビエル石垣と呼んでください。まだザビエル頭ではありません。一生、ザビエル頭になることはないでしょう。ホッ!

今回の夕食はちゃんこ料理でした。豚肉と鳥肉に野菜たっぷり。ウドンで締めです。薄味なのでいくらでも食べられますが、しかし、さすがの私もあまりの量の多さに残すことになって残念無念。今回は瓶のキリンフリー2本止まりでした。前回は3本だったのに。これも残念。

毛バリ巻き、仕掛け作り、キャスティング、実釣とテンカラの4本柱をしつつ、定番のオヤジギャクと社員のための新作ギャクを披露して、なんとか釣ってもらおうと奮闘しました。

しかし、なかなかどうして。魚もサルもの、ひっかくもので、ばったばったと釣ってもらうことができず、パタゴニア社員のための講習会を9月にリベンジ開催することになって終わったのでした。

雨が心配されたにもかかわらず真夏を思わせる陽気になり、御岳山はまだところどころに残る雪渓を山肌に残しながら、抜けるような青空にそびえていて、田植えの済んだ田んぼをさわやかな高原の風が吹き抜け、こんな日はそうないだろうな、こんな釣果もないだろうなと思いつつ、開田高原を後にしたのでした。