GW前半日記
 

世間ではGWどころではない人が多いので、浮かれた話も控えめにしてGWのテンカラ報告。28日は長良川本流白鳥地区へ。このあたりの情報はめだか釣具店が毎朝載せる川の写真で水位がわかり、餌釣りの釣果も載るのでテンカラの予想が出来るのです。

朝、川の写真をみて、これならと思ってイソイソ出かけたものの行ってみれば大違い。今年の冬は雪が多く、さらに寒さが長引いたため、ひるがのの山にはまだ雪がべったり。案の定、雪代で水が高い。餌釣りにはいい条件かもしれないが、テンカラには栃木県今市市。

快晴、雲ひとつない。ちょうど桜も散り果て、新緑の芽吹きを迎えた頃で3週間季節を遡りました。季節を遡るのが渓流釣りのいいところです。午後を回るころになるとかすかに水が増え、もはやこれまでと決断。ここまでで2匹を釣っただけで石徹白へGO!

ここはまだ桜が満開。さすがは石徹白C&R区間です。GW初日とあって、フライマンであふれかえっていましたが、27cmのイワナを筆頭にそれなりに魚は遊んでくれました。こういう場所があるのはありがたい。

29日の夜からは毎年恒例の高知県中野川へ牧野シャチョー、田島ッチとGO。夜の9時に一宮を出て、午前3時には早くも愛媛県伊予西条に。仮眠、朝食をとって朝の8時にはクラブハウスに。昨年から管理人が斎藤さんに代わっています。

ところが我々を待っていたかのように強い雨。小一時間、ハウスで足止め。若干水位が高くなったのがわかる。このあたりは急峻な四国山脈の水を集めるので水位の変化に敏感ですが、清冽な水は濁ることはありません。

しかし、この雨で水温が急に下がったようで魚の活性がほとんどないのです。かろうじて20cm超えがチラホラ。例年ならいいサイズが出るハズが、これもこの冬寒かった影響でしょうか。中野川は5月末ごろからベストシーズンを迎えるようです。

その夜は近くの木の香温泉。2食つきの温泉で7000円とリーズナブル。徹夜明けで、目いっぱい釣りをして夕食、温泉に入れば、あとは眠いだけ。最近では子供も寝ない夜9時には撃沈。

空けての空もまたまた小雨。晴れれば活性が上がるのだがお天道さまの言うとおりで勝てません。今日はフライマンのNさんと4名で貸し切り。Nさんは奥さんの実家が高知とかで、毎年ここで会います。

こうなればNさんをテンカラに引きこもうと午後からはテンカラをしてもらいました。さすがにフライマンです。レベルラインのキャスティングもすぐにマスター。テンカラを見るのはほぼ初めてのようで、フライでは絶対に毛バリが入らないところにスポスポ入れて、ズンと釣るテンカラに感心しきりです。

Nさんも3匹掛けたのですが、なんと毛バリを1つも失いませんでした。普段、1本を15分~20分程度かけて巻くので、切ってしまうと苦労が水の泡なので、慎重になるというより、ひっかけないような場所しか打たないのだそうです。

1分で巻ける毛バリならハリの値段だし、なんも惜しくないので、ロスト覚悟で果敢に攻められるのにと思った次第。今年の最大の釣果はNさんを釣ったことかも。ただし、逃げられたかもしれません。

結局、2日間いて、大雨、雨、小雨、曇りで、一度もお日さんを見ることなく終わったのでした。つくづく泣く子と天候には勝てないと思った次第。GW後半は天候に恵まれそうですが、晴れ過ぎてダメかもしれないと、今から釣れない言い訳が頭を駆け巡っています。