興津川テンカラ講習会はメコン川寸前

 

3/18(日)興津川で初めて講習会を開催しました。興津は私の郷里。高校まで育ったところです。興津川と駿河湾で魚釣りを覚えました。そんな興津に少しでも恩返しができればと思っての講習会です。協賛してくれた上州屋清水店が参加者を募集し、この日は10名の参加者とともに浜松おたすけ隊+清水おまかせ隊で18名ほどに。

前日に下見。ところが昨年秋の大水で川沿いの至るところが崩壊し、この日も工事で源流からメコン川。雨の増水もあってカフェオレの徳盛り状態です。とても竿を出す気にならず、もし明日も工事ならメコン川のナマズ釣り講習会に変更する準備をしなければ。

前夜は一緒に食事をというわけで、今回いろいろ段取りしてくれた天野回漕店、といっても個人のお店ではありません。地元の人はわかります。そこのシニムラさん、もとい西村さん(こればっかり)のお薦めの「山ぼうし」に。

山の中だからと思って入ったら、なんとなんと。お薦めは海のものとか。私はまだ食べたことのないホウボウの刺身を注文。なんとピクピク生きてました。その他、海のものがふんだんに。なぜなら山奥のように見えても海までわずか10kmなのです。近くには桜エビで有名な由比港が。ここから毎日、生きた魚を買ってきて活かしておくとのこと。新鮮この上なし。

初めて食べたホウボウは甘くてもちもちしておいちい。そして安い。このことをホウボウの人に知らせたい。なんだ、このギャグのためにここまで引っ張ってきたのか。その他、トンカツが厚い、安い、うまい。ここは絶対にオススメです。雨乞地区の興津川漁協のすぐ横です。

何を食べたかなんてどうでもいい? はいはい。で講習会はどうかと言えば、参加者はお決まりの冬に逆戻りしたようなギャグを聞かされ、寒くて、増水、笹にごりという三大悪条件の中では講習中に釣れるはずもなく、第一、講師がまったく釣れず掛けるところを見せられないという、いつもの講習会になったのでした。

なかなか自然河川で大勢の参加者に釣ってもらうのは難しいな、とあらためて思った次第です。なのに5/6は自然河川の根羽川の講習会。ここも講師ゼロを更新中なので講習中は難しいと思って、午後の実釣に期待してください。

会場を貸してくれた天野回漕店の皆さん、上州屋の皆さん、おたすけ隊、おまかせ隊の皆さん、ありがとうございました。

ところでつり人社から昨年2月に出した『超明快レベルラインテンカラ』がなんと2000部の増冊になりました。明快は冥界の間違いだろうと言われています。つまりあの世からのテンカラの本というわけです。増冊され たことは本当に感謝です。皆さんが読んでくれているおかげです。なにまだ買ってない? 急いでAmazonに。

個人的なことなのでどうしようかと思いましたが、初孫ができました。これで名実ともに爺ちゃんです。アマゴより孫か、孫よりアマゴか、試されるときがきました。

自分の子供の赤ん坊の頃のことはすっかり忘れてしまいました。赤ん坊を抱くのも何十年ぶり。今は酒で顔が赤くなったガッツ石松みたいですが、一日ごとに変っていくのでしょう。この子が爺ちゃんとテンカラする! と言うまで元気でいたいものです。

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