トラウトフェスタ2013レポート

 

昨年まではフライフィッシングフェスタだったのが、今年から「トラウトフェスタ」になったのはなぜか? これまでルアーは9月に別な場所でやっていたようだが、その場所をタックルベリーが買い取ったとか。フェスタの主催者はサンスイなのでまさかそこでルアーのイベントをするわけにいかず一緒に、となったようだ。

会場は川越の水上公園で夏にはプールになるところである。この季節、ルアーのプールはいつもは釣りができ、ニジマスがいるのでルアーの名人のデモや大会もあったようだが、フライとテンカラのプールには今年も魚はおらず、むなしく毛バリを振るだけだった。魚がいればデモのときに必殺撃沈毛バリでヒットするところも見せられたかも。

参加者は開場と同時にめぼしいブースへ。SIMMSには即座にドッと集まっていた。破格の安さの商品があるからだ。売る店もありパタゴニアのように来年の製品の展示だけというところも。

で、広い会場の中でテンカラはサンスイの一角だけである。肩身が狭い。デモの際に果たして集まってくれるのか気の小さい私はビクビクして、誰かいないかと周囲を見渡し、馴染みの顔を一人、また一人と見つけると、あぁよかったと胸をなで下ろす小心者である。

そう、吉田毛バリ会の面々が真っ先に駆けつけてくれた。最初に顔を見たのはセレブの噂の高い運転手と王妃と呼ばれる奥さんである。さすがセレブだけあって、なんと東京バナナのお土産つき。私の好きなものがわかっている。フェスタのことはからふる王国のレポートの方が詳しいので、こちらも見てください。

禁漁になって2ヵ月、食べたいだけ食べてクマモンみたいになっている。前日は焼き肉と豚足をたらふく食べたので、顔ぷっくり、肌がアブラでねっとりをすかさず王妃に見抜かれたしまった。

それというのも「がまんするから老化する」という本の中に、歳をとったら肉を食えというのがあり、長生きするのはBMIで25以上のやや太めと書いてあって、我が意を得たりだったからだ。

そうそう、我が意と言えば、最近の健康診断で胃にはピロリ菌はいないことがわかったが、ペロリ菌がいるかもしれないので要観察の上、再検査との結果が出た。

講習会は昨年より2割増しの人数で吉田毛バリ会のサクラの花の下でやりました。今年は女性が多いな! とうとう私にも遅い春が来たかと喜んだ。女性陣は武蔵野テンカラ会のメンバーらしい。武蔵野であって、決して「むさくるしいのぉ」ではないので誤解のないように。

立派なHPがある上に、アップも早い。メンバーの結束は固いようだ。テンカラキャスング講習にも参加してくれて女性のキャスティングの際には一段と丁寧に、手を添えて、肩に手を置いてアドバイスしたのであった。

講習ではテンカラは渓流域では万能という話を中心に。ドライフライもドラグを掛けずに流せるし、タングステン撃沈毛バリを使えば、底にいる魚も釣れることを紹介した。毛バリは一種類でいいと言っていたではないか! ウソなのか(怒) という怒りの声も聞こえてきそうだ。

「万物は流転し、人、日々に新しく、時の流れは未来にだけ進む」「転石苔を生せず」であって、過去のことをとやかく言ってはいけません。

サクラだけに散るのも早く講習会とキャスティングが終わるとサッと散ってしまった。「散るサクラ、残るサクラも散るサクラ」一人減り、二人減り・・

シマノの専属釣りガールに阪本智子さんがいます。シマノつながりで紹介してもらい、少しだけキャスティングをしてもらった。やはりタレントだなと思います。華があります。そして器用。両手利きとかで右でも左でもキャスティングができ、憶えが早い。手を添えようと思ったが、しっかり手袋をしていたので断念。

テンカラガールになりたいとのことだが、今はいろいろな釣りを憶えるときなので、そう言ったのだと思う。川釣りは鮎をやったそうだが、渓流はまだだそうで、ならばテンカラがどういう釣りなのかまったくわからないだろうから、所属事務所にHit VisionのDVDを送った。これを見て関心をもってくれればと思う。

女性の場合、自然渓流だとヘビや虫、トイレ、増水などがあるので厳しいが、管理釣り場もあるので管理釣り場デビューをしてくれればと思っている。

シマノは釣りロマンに代わってBSで1時間の「釣り百景」を、毎週木曜の夜10時から放送するようになった。12日には阪本さんが船の釣りで出ているそうである。

2月15日の名古屋のキックオフミーティングにゲストで来てくれればと思っているが、個人で動くことはなく、所属事務所を通さなければならないので、実現できるかわからない今年も赤穂浪士討ち入りの季節である。