芝川漁協特定区 | |
フライマンの高橋さんから、今シーズンから静岡県富士宮の芝川漁協に特定区ができたので、来ない?と連絡があったので、お盆の帰省の折、竿を出した。 芝川にはかって何度か行ったことがある。10月15日まで釣りが可能なので、ススキの穂が開き、すっかり秋の気配となった10月にも通ったこともあった。芝川は静岡市(旧・清水市興津)の実家から国道52号を北上して、わずか30分である。高橋さんの話では特定区の距離は1kmであるがすべてC&R。そして餌釣り禁止。 特定区では一年中釣りが可能とのこと。なぜなら芝川は富士山からの湧水で、水温は夏でも16℃、冬でも12℃あるので、水温が安定していることを活かし、ここにアマゴとニジマスを放流することで、周年、釣りが楽しめるところにしたようだ。 そしてエキスパートでなければ釣れないようなC&Rではなく、初心者や女性も楽しめる場所にしたいという漁協の考えによりできた区間とのこと。 これは行かねばならないと高橋さんの車に同乗させてもらう。車には黒い犬が1匹。名前はガクとのこと。ただし、ボートには乗らないようだ。わからない人には何のこっちゃかも。私が行くことは3名に伝えただけなのに、着いてみればすでに6名が前日から釣りまくっていたようだ。 どうも、私は雨男のようで行く先々で雨になるが、この日も着いた頃からいつ降ってもおかしくない天気である。もう家を出た?とLINEがあったので、今、出たところと返した頃から、芝川では次第に空模様がおかしくなってきたようだ。 とりあえず高橋さんに区間を案内してもらう。上流は大石ゴロゴロの渓流の雰囲気である。なかほどに大きなプールがあり、下流は広い瀬ありで変化に富んでいる。 さっそく下流で竿を出す。ともかく広い、水が綺麗で冷たい、石がヌラヌラしていないので滑らない、底石が丸くて安定している、ジャリ底なので濁らないというテンカラの釣り場としていいことずくめである。とくにテンカラ爺には安全に釣りができそうだ。 この区間にアマゴ、ニジマスが4:6の割合で入っていて、その数は3千匹以上らしい。すぐにニジマスのアタリ。ほとんどが尺上で、ときどき25cmクラスが混じる。このクラスはピカピカである。 2時間ほど竿を出して都合20匹くらい釣れたが、アマゴの顔は見なかった。ニジマスは神経質でなく、食い気が強く、パワー自慢というアメリカ人の国の魚である。アマゴより先に毛バリを追うので、出るのはニジマスばかりである。前夜組の話ではアマゴが出たのは夕マズメになってからのようだ。 昼になると次第に雨が強くなる。それではと近くの黒門ソバ屋に入る。天ざるで850円、安い。街なら1200円くらいか。 雨の止む気配がない。雨雲レーダーで見ると午後もずっと雨のようだ。では本日はこれまで、と撤退である。ところが車が国道52号に入ると道路が乾いているではないか。しかも実家に近づくにつれて晴れ間も見え、着いたときには雲ひとつない真夏の日差し。実家は一日中、晴れていたとのこと。 雨男の犯人さがしの結果、私ということになって、お詫びの印に、実家のケーキ屋「ローザンヌ」に寄って、ケーキとコーヒー。国道1号と52号の交差点にあるケーキ屋です。近くを通ったらぜひ寄ってほしい。石垣の知り合いですと言ってください。ケーキの一つぐらい余分に入っているかもしれません。あ!保証ないです。 特定区は入漁料が3000円。これは鑑札の腕章込みなので、腕章を返却すれば1000円バックなので、2000円で遊べる。しかも芝川漁協の年券(3500円)がある人は1500円になるシステムのようだ。 周年、釣りができることがウレシイ。しかも川が広く、水が綺麗で、魚が多い。石が安定していて、滑らないので危なくない。駐車場やトイレが完備している。富士山のふもとなので秀麗冨士のもとでテンカラができる。関東からも2時間、名古屋からも2時間余り。 そう、講習会を開催するのにぴったりなのだ。ということで11月2日(日)にここで講習会を開催することに決めた。冨士山にも雪をいただく頃である。雨男返上して、さわやかな秋空の下での講習会にしたい。詳細はおって告知します。 特定区の問い合わせは田中屋まで(0544-65-0640) |
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