1/21(土)のフィッシングショーの人出はこれまでになく多かった。人気ブースはカニ歩きでなければ通れないところもある。
ということは例年になく暑い。なぜか行きの新幹線ですでに暑い! 新幹線の中は下着なしでシャツの腕まくりでちょうどいい。半袖オジサンのまま会場へ。着いて1分で
額から汗が。
男の更年期ではと言われた。下半身はとっくに更年期なのは認めるが、とうとう上半身まで来たのかもしれない。
お約束のシマノのブースでテンカラ竿を手に「この竿はいいなポーズ」をとり、それを写真に撮ってもらう。
各社のテンカラ竿を見てまわるが新製品はないようだった。各社の壁をこえヘラ釣りを1ヵ所に集めたコーナーが目新しい。ヘラファンはそこに行けば1ヵ所で見れるからだ。ヘラは根強い人気があるのだろう。
今はブースの片隅でひっそり展示されているにすぎないテンカラ関連の各社が、一同に会してテンカラコーナーをつくれば、マイナーなテンカラも目に触れる機会が増えるだろう。テンカラブームに関心のある企業が多いのだから。
つぎにフジノのブースに。改良したストレートラインが展示されている。昨年3月の発売当初のラインより、コーティングを厚くしたラインに改良している。このため、スプールから出したときは多少カールがついているが、一度、ラインをしごいてまっすぐにすると
、それ以降はまったくカールのつかないストレートなラインになる。
ねじ曲がりそうな息子に
「馬鹿者。しっかりせい。曲がった人生を送ることになるぞ」としごきを入れると素直な息子になるようなものか。
テンカラミディをプロデュースしている吉田毛鉤会の吉田さん、フジノの社長と一緒に写真を。アメリカがトランプ大統領になったのでトランプポーズをとる。
ついでに「Tenkara First」「Great Tenkara」
と言うことも忘れない。テンカラ界とフライフィッシング界の分断にならなければいいが。
テンリュウのブースはこれまでになく広いスペースをとっている。会長に挨拶して一緒に昼ごはんを。海外からのお客さんも来ていて、今年85歳のはずだがあいかわらず元気である。今年の釣りを約束した。
つり人社から「渓流2017春号」が発売になった。記事の8割がテンカラ関連である。源流釣行ではほとんどがテンカラである。7〜8mのダブルハンドのテンカラなど内容がバラエティに富んでいる。
渓流春号を買った人に、記事を書いている瀬畑さん、倉上さん、吉田さんと私の4人の毛バリセットを先着15名にプレゼントする企画があり、2時からの抽選会に多数集まった。倉上さんが4名の毛バリを綺麗にセットしてくれた。
無州さんから、今年の日本の中心人物、井伊直虎のチョコクッキーつきのミニハーモニカ3つのプレゼントがあった。楽器の街、浜松ならではである。その他、私の
呪いの帽子とか。
詰襟の高校生がぜひサインをと。詰襟、新鮮である。すなおな生徒である。テンカラが好きと顔に出ている。テンカラをやってよかったと思える人生を送るに違いない。
釣り用品にも模造品が出回っているようだ。まったく見わけがつかないものもあるし、明らかに中国製とわかるものがある。「偽物を買った人は偽物です」いいキャッチコピーである。
何のブースかわからないのがあった。カジノを模したセットになっていてそこに3名の女性が。たぶん女性。男か? まばたきで蚊をはたき落とせそうなつけまつ毛。怖い。背が高い。腕が太い。女子プロレスか。緊張しながら写真に収まる。なんという会社、何を作っているのか、聞くのも怖かった。
夕方はこれもお約束の沖縄料理の店で新年会。11名の参加である。私はお決まりのオリオンのノンアルコールビールで乾杯。腹一杯食べた。ソーキソバが好きだ。かつおだしで美味い。汁を一滴のこさず飲みほして沖縄の夜は更けていったのだった。
年々歳歳、歳を重ねる。酔った倉上さんが女性の射程範囲も高くなったのでは?と言うので、木曽路の女、五十路の女、イボ痔の女と私の好みを言う。もちろん、ウソですが。
半袖のまま家まで。車外温度は3℃だった。一旦、熱くなった身体は冷めないものだ。 |