上州屋浜松店の講習会と、名倉川漁協段戸川C&R区間設置の集い

 

5/12(土)は浜松地区で初めてとなる上州屋浜松店の講習会。2時の開始前に原さん、無州さん、袴田さん、大谷さんなど地元テンカラマンがサクラで来てくれた。 ありがたい。枯れ木も山のにぎわいである。俺たちは枯れ木か?   うん、そう。まもなく怒りのメールが来るだろう。

開始の2時近くなっても誰も来ない。テンカラシーズンで、しかも晴天の土曜の午後、明日は雨になるので今日しかないと釣りに行ったのだろう。

誰も来てくれないのでは、と涙がこぼれそうになる。浜松の人は開始時間に遅れてくる浜松時間の人が多いという無州さんの言葉通り、まもなく予定した20席が満席になったのだった。

毛バリ巻きを入れて2時から6時までの4時間である。いつものようにギャグまじりの話をして、あっという間に毛バリ巻きの時間である。

毛バリはなんでもいい。魚の視力はピンボケで、あなたの頭もボケている、みたいな内容である。胴を巻かない毛バリを使う人もいるし、ハックルのない毛バリでも釣れるので、魚は それらしければくわえる。

隣の芝生は青く見え、奥さんは美人に見えるので、思わず我が妻の顔を見る。当たり前のサイズなら絶対に釣れる毛バリはないし、釣れない毛バリもない。釣れるのは毛バリではないこ とがわかった参加者は、晴れ晴れとした顔で店を後にしたのだった。晴れ晴れとしたその顔で、明日を晴れにしてほしい。

ちなみに講習会はボランティアです。

 

 

翌13日は、名倉川漁協の段戸川にC&R区間を設置するためのミーティングと講習会である。

9時開始前にパラッと雨が。雨は時間の問題である。すみません雨男で。雨に降られることがわかっているのに、なんと30名が参加である。

土曜の夕方、イベントのために漁協が特別区にアマゴを放流してくれた。放流したという情報が伝わったのか、今日はテンカラのイベントのために 区間は貸切なのだが、すでに餌釣り師が何名も竿を出している。

講習を受けたのは5名である。西尾さんがサポートについてくれた。本来ならじっくり説明するのだが、なにせ雨が降り出すまで、まもなくである。キャスティングのポイントとコツを コンパクトに説明する。人数が少ないだけに目を通すことができたのでアッという間に上手くなる。

ただ、いつものことながら竿とラインのマッチングが悪い。竿がカチカチ、レベルラインがキンクしていたり、カールしてい たり、ラインが見えないなどである。

入門者用に監修したストレートライン「パワフル」を使ってもらえればと思う。こんなこともあろうかと、ジャンケン大会用に「パワフル」を用意しておいた。

アマゴの成魚なのでどこに入ったかで10匹以上から0匹まで、釣れる、釣れないの明暗がわかれた。

・放流直後の成魚は下流に下るので、放流地点より下流がポイントになる。

・養殖場のプール育ちなので流速の速いところにはいない。プールと同じ流速のところに定位する。

・縄張りをもたない。群れで行動するので、集まるところにはたくさんいる。

・この日は雨が降ると同時に活性した。雨が水面をバチャバチャ叩く音を、餌を撒くときの音と勘違いしたかもしれない。

11時前に撤収して、東屋でCWPの田中さんからC&R区間についての説明と意見交換である。いろいろな意見が出され、段戸川にC&R区間を設置したい という参加者の思いが伝わってきた。

C&R区間についてのアンケート集計結果は今後、CWPのHPに掲載される予定である。

最後に私の方で用意したストレートライン、キャップなどのジャンケン大会である。いつものように最初はグーであるが、何回やっても最初はグーの意味がわからない人もいる。

解散の頃は、大粒の雨が東屋の屋根を叩く。誰も 行かないだろうと思ったが、なんと数名のつわものが出かけるでないか。その後も結構釣れたという連絡があったので、いい場所に入れば、雨に関係なく釣れたのだろう。

なお、写真の川は予定している段戸川C&R区間ではありません。