7月14日(土)は長野県大町市の漁協の池で親子テンカラ体験。大町だけにこの日をおおまちにしていた子どもたちが昨年の倍近く集まった。このテンカラ体験は10年近く行っているが次第に定着してきたようだ。北の安曇野渓流会のメンバーがサポートである。
簡単なルールと竿、毛バリの扱いを説明した後、さっそく釣り。ニジマスの池とイワナの池があるが、ニジマスは入れ食いである。30センチ近いニジマスはパワーがあるので、小さい子どもならチカラ比べになる。
真剣に魚と綱引きしている子どもを見るのは楽しいもので、このために開催しているようなものである。参加費には4匹までの魚料金が含まれているが、5匹目からはニジマスが1匹150円、イワナが200円。
ニジマスは簡単に釣れる。子どもは夢中。あっという間に4匹。子どもはもっとやりたい。親は家族の数と魚の数とお金を考えてもう止めなさい。
事前にイワナは難しいと伝えてあるので、ニジマスを2匹ぐらい釣るとイワナの池に移動する家族がほとんど。ニジマスは入れパクだが、イワナは毛バリを見切るので工夫が必要である。
釣れない子どもには同じ場所に毛バリを何回も打つように教える。ピチャ、ピチャという音でイワナは餌が撒かれたと勘違いしてワッと集まり狂乱のモンテカルロ状態になるので、そこに毛バリを落とすと食い付く(こともある)。
大町は黒部渓谷の玄関口である。かって黒部の職漁師が多くいたことから、大町にテンカラを普及させようという活動の一つである。親には大町はそういうところだったと知ってもらえればよし、子どもには魚釣りの楽しい想い出になればいい。
午前中の親子で2時間、午後も2時間である。この日は猛暑日で、長野の大町と言えども炎天下は暑い。西日本豪雨災害の被災者やボランティアの人たちのことを思うと、この暑さなどと思うが、正直、暑い一日だった。
夜は北の安曇野渓流会事務局長の水谷さんのアゴラ泊まりである。クロダイ名人で鮎名人でもある原さんによるクロダイの塩釜焼きと、煮つけ、
クロダイのテンプラ、鮎の塩焼きが出た。さらにケータリングでテーブルは満漢全席状態である。
明けての朝8時から交流会である。私は4名の新人メンバーに講習である。葛温泉で3時間、遡行しながら実釣講習である。
快晴、先行者ありの厳しい条件ながらイワナを4匹、3匹、1匹、1匹キャッチできて、実りある講習になった。
昼は全員で大町温泉郷の天暇楽(テンカラ)で昼食。オーナーがテンカラが好きなのでこの店名にしている。全員カレー。有無をいわさずカレー。その理由は美味いから。
北の安曇野通信
ノムリエ
タツおう
|