レディーステンカラ講習会 |
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5月25日、26日は長野県開田高原で女性だけのテンカラ講習会。女性だけの、女性のためのテンカラ講習会は今回が初めてである。 25日の御嶽山は一年に何回あるかという絶景だった。雲一つない快晴の空、空気は澄みわたり、新緑の麓から山頂に目をやれば、残雪は山体の山襞に深く残り、月並みな言葉だが、御嶽山に身も心も洗われる思いであった。 御嶽山が信仰の山になった訳がわかる気がしないでもないこともない。どっちなんだ。 参加は6名と1名である。1名は2日目だけ参加の中学3年生である。遠くは大阪、奈良、東京、岐阜、愛知、地元長野からである。 べースになるプチビラMTおんたけの鈴木さんの話では、6名のうち4名が山や、沢やさんとのこと。山や沢をやる女性たちが4名。さては男の間で言われる女を捨てた女たち(私はそう思ってません)かと構えていた。 そんな思いとは裏腹に皆さんキュートで明るく、楽しい人たちでサポートしてくれたニッシー西尾さんともどもホッと胸毛をなで下ろしたのだった。ジョリジョリ。 今回はパタゴニアの社員カネゴンが4万円のウェイダーと3万円のシューズをセットで3人分無償で貸してくれた。新品である。太っ腹のパタゴニアとカネゴンの尽力のたまものである。 女性だからと言って講習の内容が変わることはなく、定番、新作の親父ギャグを交えた講習は男と同じである。 むしろ、男より日頃、山や沢登りしているので足腰が強い。実釣になると石や岩がゴロゴロの渓流をさっさ、グイグイ、スタスタ、バランスよく歩く。 女性たちが先にサッサと行くので、私はその後をヨロヨロと。待ってくれぇ。置いてかないでくれぇ。 そして意識が高い。テンカラをやってみたいのではなく、上手くなりたい。なぜなら山や沢登りをしながらテンカラをやり、魚を食べたいという目的がはっきりしているからだ。 いくら魚が食べたくても釣ったイワナにかぶりつく女性はいなかった。いたら猫女に違いない。 夜は釣った魚をバーベQである。一人一本あてのイワナが釣れている。今日が初日の安藤さんは3匹である。バーベQで食べるイワナは美味い。さらに飛騨肉も美味い。 酒がすすみ、酔いがまわりとなるところが、バーベQの後はこれも定番の毛バリ巻きなので酒も控えめである。 毛バリ巻きは自己融着テープを使ったバーコードステルス毛バリの巻き方である。糸もいらずに糸も簡単に巻ける巻き方である。皆さん、サクサク巻く、1時間足らず で10本である。 明日はこの毛バリで絶対釣れます。自分の毛バリを信じることはテンカラの第一条。
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2日目は中学生につききりで指導である。今年からパパがウィルスに感染してテンカラを始め、面白いので娘にもウィルスに感染させようと今回、参加した。 テンカラはキャスティングが半分である。キャスティングがアントニオいのちである。 若いってすばらしい。ともかく初めてテンカラ竿をもったにもかかわらず、午後になると狙ったところにそこそこ入るようになり、前になり、後になるパパが「俺より上手い」というキャスティングになる。 狙ったところに落ちれば釣れるのは時間の問題である。見事、水も冷たい、釣り人にも冷たい冷川の激戦区でイワナ2匹を釣った。 それもピックアップしたら掛かっていたのではなく、コツッと来たコツアタリで合わせている。パパ楽しかったよ。パパはこれで娘とテンカラに行けるのがうれしいようだ。 入門者にはどのラインがいいかいつも悩む。レベルラインはベストラインであるが初心者にはカールがやっかいである。 そこで今回、1日目の仕掛けはストレートライン3.3mを用意し、2日目はレベルライン4号3.3mを用意し、どちらがよかったかを5名に聞いた。すると4名がストレートラインの方が振りやすいとのこと。 ストレートラインは入門者用に開発しただけに、この回答で私の悩みは解消した。入門はストレートライン、レベルアップしたらレベルライン。 初心者は釣れないと自分の腕が悪いのではないかと思う。魚の活性などわからないので、そう思うのは当然である。 しかし、テンカラの場合、ある程度キャスティングとアプローチができ魚の活性さえあれば、たとえピックアップしたら掛かっていたにせよ初日で魚との出会いがある。 魚の活性、先行者の有無だけはどうすることもできない。なんで出ないんだ、反応しないのか!と魚に怒っても仕方ない。魚にも都合がある。 そう考えれば今回の魚たちの活性は今一つだった。彼女たちのキャスティングは時間を追うごとに上手くなったので、条件さえよければバカバカ釣れることは間違いない。自信をもってほしい。 解散である。ここからが男と違うところである。男なら象印である。じゃあ。 「さよならで始まる女の長電話」 じゃあね。またね・・ところで。これがあっちでこっちで続く。 女性は言葉で、男は目でコミュニケーション。「俺の目を見ろ何にも言うな」は男のセリフである。 女性のテンカラファンが増えればいいと思う。お金がかからないシンプルなタックル、簡単な技術、なにより生餌を使わないことが女性向けである。機会があれば今後も姫たちのテンカラ講習会を開きたい。
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