段戸川C&R区間解禁日

 

3月1日は待ちに待った解禁日。万障繰り合わせようにも、万障のない暇人なので同じく暇人の西尾さんと。

CWPの田中さんと段戸川C&R区間で待ち合わせ、さっそく前日放流した地点に。いるいる。前日放流したので当然なのだが。

この日、私の場合、主には毛バリは16番の黒い胴で茶色いハックルのバーコードステルスがアタリ。西尾さんはビーズヘッド14番くらいのラメ毛バリがよかったようだ。結局、なんでもいいということか。

放流アマゴだが、おや?ひょっとしてと思うような綺麗なアマゴが多い。サイズは18cm〜23cmぐらい。フワッと浮き上がるように動くのは水中を流れる餌を追うからで、こういうのはやる気があるので粘れば釣れる。底でジッとしているのは、俺はなぜここにいのだと考えているに違いない。

3人それぞれがそこそこ釣ってお昼だ。昼はC&R区間最下流にある渓流荘にする。ジビエ料理があるとのことで猪のスペアリブと焼肉定食にする。

猪のスペアリブ。70年あまり生きてきて食べてきて、こんなに美味いスペアリブを食べたことがないくらいに美味い。肉に甘みがあり、牛肉にありがちな肉がダラっとしていない引き締まった筋肉質の肉と、クドくない脂肪のミックスが絶妙である。硬くサイコロに切れる脂肪だけでも美味い。

焼肉定食はすでに調理されたのが出てくるかと思ったが、なんと七輪で焼くのだ。これって豚肉? 肉は豚だが厚みと甘みがあり、しっかりした歯ごたえ。タレが塩ならなおいいだろう。

30名以上が入れる暖炉のログハウス、屋外にもいろいろな施設があり、C&R区間の最下流にこのような店があるのはありがたい。店の横は公共トイレなので何かと便利である。田中さんの話では427日(土)のイベントには渓流荘に協力を依頼する予定とのことである。

午後も同じような釣れ具合。これで終わりというとき、西尾さんが尺オーバーのブラウンを逆さ毛バリで釣る。ブラウンはリリースせずに持ち帰るルール。この日、西尾さんはブラウンを釣ってくると奥さんに約束したそうで、約束が果たせてよかったと。ブラウンはムニエルにするそうである。

奥さんが魚好きはいい。私の家内は川魚がいっさいダメなのだ。匂いがいやなのだそうだ。川魚の匂いがダメという女性は結構いる。

鮎もダメである。天下の長良川の鮎だろうが、利き鮎日本一になった馬瀬川の鮎だろうが、鮎なら養殖だろうが天然だろうがダメなのだ。ビワマスもダメ。アブラビレのある魚の中でビワマスはもっとも美味いのだが。食べるのはもとより、見るのもしかり、匂いを嗅ぐと失神するとか。

これは困った。ブラウンが釣れたらどうしよう。命あるものなので絶対に捨てたりしてはいけない。どうする。ビクは携帯できないのでビニール袋をもってそれに入れて。氷はどうする。ウーン面倒。こうなればいつも西尾さんと行くしかないと思った解禁日だった。