サンスイトラウトフェスタ2019

 

埼玉県に冬の訪れを告げるのが川越のサンスイトラウトフェスタと言われている(らしい)。やはり12月8日(日)も寒いものの快晴の抜けるような空の下のフェスタとなった。

主催は釣具のサンスイである。このフェスタにシマノの人として参加して10余年になる。今年は「渓峰NR」の発売と重なり、今日が初のお披露目である。

8時半のオープンと同時に渓峰NRの体験に来てくれる人がいて、終日、シマノのブースに人が絶えることがなかった。

吉田毛鉤の吉田孝さんが、2人のお嬢さんとブースを訪ねてくれた。すでに2人とも毛鉤巻きとともにテンカラもするそうで、親の教えのたまものだろう。

吉田さんが講習を続けている東京トラウトカントリーは先の台風19号の大水害で大きな被害が出たが、一部とは言え営業再開ができたようである。

 

 

トラウトフェスタと言っても、ルアーはなしで、フライの中でもダブルハンドのスペイが中心である。このため来場する人の多くがフライマンである。

テンカラは唯一シマノだけである。シマノのフライロッドを体験する人はいても、果たしてテンカラに興味を持ってくれる人がいるのかと小心者は心配する。

ところがフライをやってるが、テンカラもやりたいという人が次々とブースに来て嬉しい悲鳴が出る。「キャァー」

フライフィッシングの人口は減っているらしいが、フライからテンカラに流れるのも理由の一つだろう。

12時40分からが私のデモンストレーションである。デモが閑散としていては悲しい。そこで桜で来てくれている人たちに、12時40分からです、来てくださいね、と声を掛ける。

今、問題の桜を見る会ではなく、桜を呼ぶ会である。公費は使ってないので国会で追及されることはない。

今年も絶口調である。渓峰NRの先調子の竿の利点の紹介以外にも、状況で使い分けるシマノテンカラ竿のラインナップ。

フライマンが多いので、テンカラとフライの毛バリに対する考え方の違いなどを話し、テンカラのシステムは日本の渓流にマッチしてシンプルで合理的であるなど。

テンカラのコマセを撒く。自作毛バリである。ハリはバリバスの2430、西三郎で巻いたバーコードステルス毛バリ。こんなシンプルな毛バリで釣れることにフライマンは驚く。

しゃべり過ぎて、30分の持ち時間を10分オーバーしたそうだが、あぁ、楽しかった。

ノムリエ

タツおう