シマノのPack Tenkaraが発売されて2シーズン目になる。
竿の評価は使ってみて初めて決まるので1シーズンを経たユーザーの評価はPack Tenkaraを監修した私として気になるところである。
3.1m→3.4mの長さはどちからと言えば源流向きであるが、3.4mにズームすると渓流でも問題なく使える。
「渓流テンカラ」は3.4m→3.8mのズームである。3.4mにしたときの調子とPack Tenkaraの3.4mの調子をほぼ同じにしたので、渓流テンカラを使っている人には違和感なく使える。
テンカラは1日で1000回以上振るので、まず楽に、疲れずに振れることが第一。次に確実にフッキングでき、さらにスムースにランディングできることを考えて監修している。Pack
Tenkaraはテンカラ竿に必要な3つの要素を満たしている。
なにより仕舞寸法が41cmとコンパクトで、ディパックにすっぽり入る(そのように寸法を決めた)ので、持ち運びに便利である。
私がこの竿の評価をするより、ユーザーの感想がそのまま竿を評価している。
大将の独り語
パックテンカラがめちゃくちゃ良い
軽くて振りやすく、レベルラインがビシッーと飛んでいきます
レベルラインを少し長めにして使えば、渓流テンカラと同じ所も攻められるし、取り回しは楽だし、パックテンカラがメインになりそうなぐらい良い!
大将たち2人は、昨年7月に放送されたシマノ「釣り百景 日本古来からの釣り「テンカラ」
美しき魚を求め岐阜の渓を歩く」を撮影した岐阜県荘川水系で釣りをしている。
この日、監視員の話では15組入っている中で、釣れているのはテンカラだけとのことである。
GWとあって、どこも人、人ぴっちゃんの中にあっても餌でも、ルアーもフライも攻められない竿抜けが必ずあるので、そこを「点」で攻めることができるのがテンカラの強みである。
テンカラの語源はひょっとして「点から」ではないかと思うほどである。点で攻めて点でダメということもあるが。 |