空女魚(ソラメ)のテンカラと北秋田

 

ANAの2人のCAにテンカラを教えるというANA釣り倶楽部の企画。ANAの大館能代⇔羽田便を使用した。

海上釣掘りの経験しかない2人にテンカラでヤマメ、イワナを釣らせるもので ある。山にも魚がいるの? 2人は山女魚ならぬ空女魚(ソラメ)である。

写真アップと詳細は書けないが、女性に教えるとなると燃える私である。2日間で、小さいヤマメも入れてそれぞれが20匹以上である。最大で天然ヤマメ21cm、イワナの23cm。 テンカラ、楽しい。

竿はシマノ「テンカラBBキット」ハリはバリバス2430「西三郎」である。

翌日は大館のテンカラ仲間の畠山さんと山内さんが北秋田の渓流を案内してくれた。

西日本は連日、曇りか雨でこれが2週間以上続いている。このため最近、青空を見ていないが、北秋田はずっと晴れである。空はこんなに青く、高いのか、夕焼けはこんなに赤いのか。さわやかな風が吹く。

この日も雲一つない快晴である。案内してくれた渓流は雨がないので15cmほどの渇水で、そのためか今一つ魚の活性がなかったが、多くは望まず、5年ぶりにテンカラ仲間と竿を出せることで十分である。

2人ともレベルラインを使用していたのでフジノの「ストレートライン」をお土産に。4mの竿にストレートライン3.6m(3.6m+マーカー30cm)がジャストで、すっかり気に入ってもらえた。

文字通り、カールがなくストレートに飛ぶのでハリスに結びコブができないことに驚く。

ここはイワナだけのようだ。林道に沿っているので入渓しやすく、そのため魚は抜かれてしまい、季節が進むにつれ魚は薄くなるとのこと。

この日も最大で23cm止まりであるが、中部のイワナと違い白い斑点の大きいアメマス系のイワナが多く、北のイワナを感じさせるものだった。

テンカラ向きの、ポイントがわかりやすい渓相で、ベストシーズンなら楽しい釣りができるだろう。また、あらためて行きたいと想わせる北秋田であった。