冬ざれの

 

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東京ビックリ?サイトの仕事の後、群馬県の管理釣り場に足を伸ばした。短い足なのでいくら伸ばしても群馬まで届かない。

そこでタツおうさんに陸送されて群馬の釣り場へ。群馬と言えば、地元の高橋さんが釣り仲間と待っていてくれる。釣り場の名前はRed Long Rope。数年ぶりだ。

朝8時、一番に渓流ゾーンに入るが、大渇水のチョロチョロの流れに、落ち葉がびっしりの寒々とした渓流風景が目の前に。水温は3C、気温は4℃くらいか。

葉を落とした渓畔の木々が寒々と立つ冬ざれの風景。余りの寒さで、ざれごとのオヤジギャグを言おうものなら、瞬間冷凍で命の危険がある。

魚も底に接着したように固着して動かずで、渓流ゾーンではニジマスが1つ出ただけ。

暑がりジェイソンなので寒さには強いが、どうして今日はこんなに寒いんだ。

そうなのだ。谷底なのでいつまで待っても陽が当たらない上に風が冷たいからだ。

群馬は空っ風で湿度が低いから寒いと高橋さん。そうなのか。余りの寒さに、背中の甲羅に陽があたる場所を探して下流部に。

たまり場にはヤマメ、イワナ、ニジマスが寒そうに身を寄せ合って固まっている。

テンカラマンご禁制のビーズエッグの赤を落とすと、入れポン状態で10匹ほど。エッグにすれたころ、なんだかなぁ、と私も飽きてしまう。

違うんだよね。岩や石、白泡の下に隠れていて、サッと毛バリをくわえて、アタリだ! しまった!という展開を期待したいのだ

集中、夢中、一心、 埋没、専念、緊張、無念、残念、喜。それを望むのはひと月ほど遅かったようだ。

下流部のポンドにも大勢の人が竿を出している。ルアーとフライが半々で、テンカラマンはいない。

狙いはハコスチの大物のようだが、2時間ほどの間に誰の竿にも引きずり回すような大物は掛からず。持参したBGテンカラも出番がなく終わったのだった。

コロナで始まったテンカラシーズンも、今年はこれが最後のテンカラになった。なりそうだ、なるかも、あるいは、いや、もしかして。

タツおう