祝! 段戸川解禁

 

地元、豊田市の名倉川漁協は3月1日が待ちに待った解禁日。コロナでイベントや不要不急に家を出ることが憚(はばか)られても、これだけは止めるわけにいかないと、2/29の成魚放流と前夜祭には段戸川倶楽部のメンバー20名余が集まる。

段戸川C&R区間に発眼卵放流を3年続け、少しずつアマゴが増えてきたが、それだけでは釣りを楽しむまでにはいかず、イベントにあわせて数回は成魚を放流している。

メンバーの想いを込めたアマゴがバケツリレーで約2.5Kmの区間に万遍なく放流されていく。これだけ緻密な放流を漁協だけでやるのは難しく、メンバーあってのことである。

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放流の後は事務局より段戸川倶楽部の説明があり、意見交換である。様々な建設的な意見の中、誰もが心を曇らすのが密漁である。

C&R区間は密漁者には魚の宝庫である。確信的な密漁者は当然ながら誰もが釣りをするときには来ない。

早朝の1時間ほどサッと釣りをして姿を隠す。このような密漁者にどこのC&R区間でも苦慮し、C&R区間を廃止する原因にもなる。

密漁は漁業法第143条違反であり20万円以下の罰金である。漁協が告訴すれば公訴される。漁協がこのことを告知し、痛い目にあうことを知らせる必要がある。

説明会はお昼に終わる。さっそく持ち寄りのお昼ご飯だ。そこから夜のご飯、夜の宴会までずっと食べ、飲み続ける。

いろいろな料理が出る。メンバーの皆さん、料理上手である。アヒージョ、鶏のダッチオーブン、ギョウザ、ローストポークなど出る出る。デルモンテのケチャップ。

私は家内の作ったピザの温め出しと、岐阜のテンカラ名人天野さんからいただいた野生の猪の肉である。野生だけにやせぇと食べましょうと、口からはよだれとともに、ダジャレが出てしまう。

翌3/1は解禁である。C&R区間にはルアー、フライマンなど大勢が竿を出し、行ったり来たりである。

今日は「り」の人で行くと決めていた。前夜はぐっすり寝て、朝はゆっくり起きて、がっつりご飯を食べて、のんびり車を運転して、渓流に着けば解禁祝いにどっぷりつかって、その後、ばっちり釣る予定でいた。

しかーーし。さっぱり釣れず、がっかりして、しょんぼり帰ったのだった。

でもこれから長がーーーーーーいテンカラシーズンが始まると思えば解禁日のボウズなんてなんぼのもんじゃ焼き。