魚の問題
○ 魚が毛バリをがっぷりくわえたとき→口の中に掛かる
× 魚が口先でつまむようにくわえたとき→口先に掛かるので、途中でバレることが多い。あるいは食い損なったり、食わなかったり。
毛バリの流れ方
○ 毛バリが食い筋に流れなりに流れたとき→がっぷりくわえる
× 食い筋を外れて流れたとき、魚も急いでくわえる→淺掛りになる、食い損なう。
予測の問題
○ ここで出る(アタル)と予測している→余裕をもって合わせができる
× 予測なしで不意に出る→びっくり合わせして、早合わせになり、チカラが入ってハリスが切れる。
アタリがわからない
○ 水面に出る、水中で反転する、わずかな糸フケがわかる
× 糸フケがわからない。頭のフケと違うの?
合わせの動作
○ バックキャストと同じ動作とチカラで、パシッとできる
× 腕を上げるだけ、腕を後ろに引くだけ、後ろに下がるなど
ドラテンの薦め
つまるところ、どこが食い筋か、どこに毛バリを落とせばいいか、どこで魚が出るか(アタル)がわかれば、アタリを予測できるので「そら出た!」と余裕を持って合わせることができる。
もっともそれができれば上級者である。入門者やテンカラを始めたばかりではとてもわからない。
つまり、合わせができるかは、それ以前のプロセスの結果なのである。
どこに落とせばいいかわからない、毛バリは飛ばない、食い筋がわからない、どこで出るかわからないのナイナイづくしなら、不意のアタリにびっくり合わせである。
初心者にはドラテン(ドライフライテンカラ)を薦めたい。夏の季節はドライの方が反応がいい。
ドライなら毛バリが落ちた位置、流れ方、どこで出たか、どのように出たか、合わせのタイミングはどうだったのか、毛バリをくわえなかった魚などのすべてが目に見える。
おそらく、見えないだけで普段使う毛バリでも水中では同じことが起きているはずで、ドラテンはテンカラ毛バリを使ったときの応用になる。
ドライフライというと巻き方が難しいと思うかもしれないが、これもいい加減に巻いている。それでも釣れる。テキトードライで十分である。
巻き方はあらためて。
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