減量は簡単だ

 

10kg減量して1年あまり。リバウンドしていない。この方法が正解かもしれない。

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0.7食

2021年2月の中旬にバカ食いしたことがあった。苦しい。これではいけない。テンカラシーズンが近いし、渓流を歩けない。減量しようかな、ではなく、減量すると強く決心した。

下の図は2月17日から6月20日までの体重推移である。6月20日時点で11kg減量した。

このためすっかりホッソリしたので以前の私を知る人から「どうしたんですか? ガンですか?」と聞かれたら

「そうです。胃ガンです。それで退職しました。胃ガン退職です」と言うことにしている。

当然、身体が軽く、渓流を歩いても疲れが少ない。歩くのも速くなり息が切れない。

バカ飯をやめ、すべての食事、お菓子を7割にしただけ。0.7食である。この4ヶ月、ゲフッとか、食った食った、ということは一度もない。

炭水化物を食べない、一日一食、一日絶食などの極端な方向ではない。3食バランスよくとり、0.7食にしただけである。

水だけなら誰でも減量する。だから食事の量を減らせば減量するのは道理である。

しかし、好きなものを一杯食べながら、飲みながら減量できないか? それが、痩せる食べ物、腹のもみもみ、ツボなどの減量法につながる。

腹一杯食べないことに尽きると思う。何かを得るには何かを捨てなければならない。ビールを飲みたい、肉もご飯も一杯食べて痩せたい・・無理。

 

 

これまで意識的に10Kg減量を2回やったことがある。自分の身体がどのように減量していくかを調べたかったからだ。見事にリバウンドした。

そのときは最初の3日間で1Kg減らす極端な方法だったので、いつも腹減った! 何か食べたい!

腹が減ったときにはカロリーゼロの食品を食べていた。つまり、食べたいけれど減量しなけばという葛藤があり、目標達成した途端に食べ出したので、あっという間にリバウンドである。

今回は最初の1ヶ月でわずか2kg減っただけのゆるい減量である。このため「腹減った感」がない。7割の量で満足できるようになったので、 意識しないうちに徐々に徐々に減っていった。

おそらく最初の1ヶ月のゆっくりした減らし方が減量のキモなのだろう。減らないじゃないかと諦めては元の木阿弥である。

今では以前のように腹一杯、ゲフッとなるまで食べたいとは思わなくなった。 おそらくリバウンドしないだろう。

大食い記録

以前はまわりが驚くような大食いだった。駒ヶ根のソースカツ丼のときは、釣り仲間から「並でも多いからやめろ」と言われたが大盛りをペロリである。

スマホより大きく、厚い肉が7枚である。茶色の鉄カブトである。この機会が2回あり、2回とも完食した。

最後の大食いはつちや食堂でテンカラ専用区の打ち合わせのとき である。皆さん、酒を飲んでいる。飲めない私はその間に超大盛り鹿肉カレーをペロリ。 ご飯の量が半端ない。

30分後、皆さんが酒を飲み終わった後、カレーを食べるという。それなら私もと、お付き合いして大盛りをペロリ。 超大盛り+大盛りである。2020年のことである。とても古希をすぎた爺さんとは思えない。

おそらく今でも食べることができると思う。それだけのキャパがある。しかし、食べない。酒がいくらでも飲める人が飲まないようなものだろうか。

酒をやめたい、タバゴをやめたい。私からすれば「やめる」という意志一つである。

酒やタバコはストレス解消になるんだよね、ストレスで腹一杯食べちゃうんだ、とやめられない言い訳を言っている間は絶対にやめられない。

減量も同じである。腹一杯食べて、飲んでいるのに、なにか痩せる食べ物はないか、腹をもみもみしたら痩せるかもと思っている間は痩せるのは無理。