テンカラ専用区開設イベント

 

栃木県おじか・きぬ漁協三依(みより)支部の見通(みどり)沢に、今年の解禁から流程2Kmの日本初のテンカラ専用区ができ、4/17-18、開設イベントを行った。

専用区は関東圏から車で2〜3時間である。

専用区間の上流には人家がないので水は清冽である。しかもアップダウンがほとんどなく、渓流に沿って林道があるためどこからも入渓できる。

さらに木が高く、かぶることがないのでストレスなく毛バリを振ることができる、テンカラには理想の環境である。

3.3〜3.6mの竿と毛バリまで4.5mくらいの標準的な仕掛けがジャストである。

地元は桜もまだ七分咲きで、遅い春の中にあったが、春を遡り、再び桜を見ることができるのは渓流釣りならではである。

 

 

初日はあいにく小雨から午後は本降りの雨である。おかしい? 平成雨男が令和晴れ男になったのだから私ではない。誰だ! 出て来い。

雨にもかかわらずこの日の講習会には18名の参加である。とおり一遍の講習、もとい冷たい雨が沸騰するような熱い講習で、参加者の皆さん、それぞれヤマメやイワナを釣ることができた。

お昼はイベント記念のテンカラ弁当である。テンプラとカラ揚げのセットでボリウム満点。 三依のつちや食堂謹製である。包み紙はこの日のための特製。

バカ食いをやめダイエットで5Kg軽くなった私には腹一杯、一杯である。以前なら軽く2つはいけたけど。

 

 

2日目は朝から快晴。しかし、昨日は夜のいっとき、叩くような雨が降ったので増水と濁りが心配。

しかし、10cmくらいの高水と薄濁りで大丈夫。ただ落ち葉が流れ、落ち葉の間に毛バリを落とせないと落ち葉を釣ることになる。

この日は16名の受講である。昨日より更に熱を入れて講習した。この日は「釣りビジョン」と「つり人」の取材があった。

水の引きは早く、午後には5cm高に減水し濁りもほぼとれていた。小学4年生の子どもがお父さんと参加。

孫と同じ歳なので、孫に教える爺ちゃんになる。なんとイワナをヒットさせ、リリースまで自分でできた。爺ちゃんうれしい。

このイベントには後援として(株)フジノラインから参加者へハリスの提供があった。ありがとうございました。

釣りビジョンでは4/23(金)夜11時〜 BS251 「BS釣りビジョン」 月刊つり人5/24発売号で紹介される予定である。

三依の春は遅い。GW頃から本格的になるだろう。山の木はすべて広葉樹である。この頃から山はフトンをかけたようにふっくらする。5月はベストシーズンである。

新緑に囲まれた渓流で、どこを見てもテンカラマンだけ。皆んな仲間である。気分よくテンカラができる。夏は涼しいところである。一層、大きくなった魚が毛バリを追う。

近ければ頻繁に通うが、なにせ自宅から7時間である。誰か私の代わりに釣ってください。

尚、毛バリBOXとオリジナルキャップの販売で20500円が集まりました。全額Water Aidに寄付します。ご協力ありがとうございました。