9/29(水)
来年1月の雑誌「渓流」の取材である。レディースの朝日さんは1年で数回のテンカラを3年経験している。さらにステップアップするためのアドバイス役である。
MTおんたけの生け垣にテンが。こういう日は釣れるというジンクスがある。テンカラはテンから。
場所は水が冷たい、釣り人に冷たい冷川である。別名木村冷子である。果たしてどうなのかと心配したが。朝、テンをみた御利益でまずまずの活性である。
初心者からステップアップするためには
・毛バリを打つ前に場所ごとにどこに毛バリを落とせばいいか、どこで食うかの判断をまずする。つまりシミュレーションしておく。考えなしに打ってはダメ。
・バックキャストができる場所なら、流れに直角な場所(もちろん正確でなくていい)を立ち位置にする。
・できるだけ長い距離を流す。3秒間×3回の散々の法則は初心者向けのわかりやすい説明である。長く流せるなら5秒でも10秒でも流す。
・このときラインが水面に直角に(もちろん正確でなくていい)なるように流すと、アタリがわかりやすい。
・ライン(つまり毛バリ)が流れる速度を水の流れよりも遅くなるように流す。速いと毛バリを追わない。じっくり、じりじり毛バリを見せるようにして流すといい。
・イワナもアマゴ(ヤマメ)も基本は違わない。
その他、様々なアドバイス。クレバーな朝日さんは6〜7匹キャッチする。アタリがあっても合わせ損なう、アタリがわからないのもあって、これらもヒットできればツ抜けしたのは間違いない。
9/30(木)
泣いても笑っても今日で最終日である。午前中は朝日さんの撮り残しを撮影して取材終了、解散である。1日半、アドバイスだけで竿を出していない。
どうする、どうする。ここで帰ったら細川たかしの「心のこり」である。私バカよね、おバカさんよね・・・・
ということで竿を出す。1時間半で13匹である。尺ものも出る。何なんだ。いつもの冷子はどうした。協和温子ではないか。
まさに閉店セールで、しかも閉店まで2時間のタイムセールである。こんなにいるんだと驚くような反応である。
MTおんたけの奥さんと、仕事を早上がりしたレディースのTさんもいたので、ここでもアドバイス。こうすれば釣れます、ホラね。ホラではなくホントに。驚!
とうとう冷川にも秋の夕暮れが迫る。あぁ終わってしまった。
黒いシルエットの御嶽山が終わりを告げている。最後の最後まで竿を出せたことは本当に幸せだった。 |