先日は釣り仲間と岐阜県美山漁協へテンカラに。ここの水は綺麗である。
「今日は綺麗な渓流で竿を出せただけでよかった」という釣れない言い訳の一番に出る渓相である。
伏流水で有名な円原川があり、伏流した水が噴き出しているところから始めた。
伏流水なので水温が高く11℃。2月中旬のこの時期にしては高く、あるいはとの期待もむなしくの1時間だった。
こうなれば放流アマゴに期待である。放流場所を探してあちこち移動するがどこも餌釣りで一杯である。
かろうじて人のいない場所をみつけてOさんと入る。Oさんは長いフライ歴があるが昨年からテンカラを始めた。テンカラ2年目に入るがフライ歴があるので上手い。
瀬の中にいるアマゴは瀬を横切るように毛バリを動かすといいとか、誘いのリズム、毛バリのサイズや交換のタイミングなどをアドバイスする。
二人して、出た! 食った! バレた!などで飛沫を飛ばす。黙釣警察がいなくてよかった。
お互い成魚を2匹づつ釣る。放流ものでも釣れると嬉しく、思わずやりました!と声がでる。おっといけない。
完璧に黙釣している人がいた。放流場所からほとんど動かない。8mくらいの竿を60度くらいに立て、掛かると静かに取り込む。
上手い人だ。帰るときに話をした。ゼロ釣法とのこと。おもわず「私もゼロ匹釣法です」と口から出かかった。
ゼロ釣法の竿と0.1号のハリス。餌はイクラとブドウ虫とのこと。今日はここで30匹、下で20匹で、明日も来るとのこと。
そんなに釣って、その魚をどうするのかと黙想したが、聞いても黙殺されるのがおちなので、沈黙した私であった。
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