入門者用のタックル 、テキスト、映像 |
釣れないタックル 先日、段戸川C&R区間で今日がテンカラ初日という3人に出会い、講習する機会があった。3人の竿、ライン、毛バリを見て驚いた。 これで釣れるとはとても思えない毛バリと、キャスティングできない竿とラインシステムである。あるアウトドアショップで買ったとのこと。ハリスを持っていない。 これでは飛ばないし、釣れないので「テンカラは難しい、釣れない」と一日で諦めてしまうだろう。そこで仕掛けを作りなおし、毛バリを渡し、キャスティングを教えた。 キャスティング練習はしたことがないという。その後、段戸川倶楽部のメンバーの指導で何匹か釣って喜んでもらえた。 その翌日、メンバーの久保さんから連絡があった。段戸川でテンカラ初日の若い3人に会い、毛バリを渡し、仕掛けを作り直し、キャスティングを教えて、釣らせたという前日とまったく同じことをしたという。 もちろん、前日とは違うメンバーである。タックルは釣具店で薦められたものとのこと。
品揃えのあるショップはほとんどない コロナ禍でアウトドアブームである。渓流でテンカラを楽しみたい人が増えている。愛知県内でテンカラができるところを検索すると段戸川C&R区間が出るのはうれしい。 ではやろうと、アウトドアショップや釣具店に行き、薦められるままに揃える。残念ながらショップでテンカラに精通している人はほとんどいない。 ショップは多彩な釣具を販売しているので、マイナーな釣りであるテンカラをやったことがある人はもとより、どのような釣りか知っていて適切にアドバイスできる人はほとんどいない。残念ながらこれが現実である。 そもそも竿やラインなど様々なアイテムを豊富に揃えている店は愛知県内でも数えるほどである。品揃えが多い店は瀬戸のエース釣具と上州屋豊田店である。
入門者用のタックル 多くの人はネットで購入することになるだろう。検索するとあれこれ出るので、何がいいのか迷ってしまう。 入門者用のタックルは迷うことなく、シマノ「テンカラBBキット」である。 https://fish.shimano.com/ja-JP/product/rod/keiryu/tenkara/a075f000032xveiqag.html#Features 私が監修した「きっと釣れるテンカラキット」である。3.3mの竿とライン、ハリス、4本の毛バリのセットである。キャスティングが簡単にでき、軽く疲れないなど入門者に必要な要素を考えて監修している。 高い!と思うかもしれない。高いのには理由がある。シマノ製品は保証書つき。スペア在庫が常にあるので折損しても大丈夫。 安いものには安いなりのわけがある。いいものは高い。すべての道具に共通している。続けるなら高くても長い目でみれば安い。
テキストを読もう テンカラやりたい! ショップでミスマッチのタックルを買って、YouTubeで動画を見て渓流にでかけてもまず無理である。こんなはずじゃなかった。ハリスが切れたけど、毛バリとどうやって結ぶの? お手上げである。Youtubeは玉石混交である。デタラメなのも沢山ある。何がデタラメなのかわからないので、信じてしまうのは仕方がない。 私のYoutubeチャンネルはテンカラ大王である。 https://www.youtube.com/channel/UC7fBodciXrlxBNMuFYaJh3w テキストを読んで仕掛けの作り方、ハリスと毛バリの結び方は最低限できるようになってほしい。靴の紐を結べなければ靴は履けない。ではどのテキストが。 ずばり「超明快レベルラインテンカラ」(つり人社:1650円)である。 お金をもらう本である。一字一句、前後の、また本全体の整合性を考えてウンウン苦しみながら書いた。さらにプロ編集者のチェックをへて市販されたものである。 誰もが自由に書くことができるネットの文章とは違うことを理解してほしい。 本であれば、いつでも、何度でも読み返すことができる。この本はテンカラの基本を書いている。迷ったら基本に戻るテキストとして利用してほしい。
映像を見よう わかりやすくテンカラの基礎から応用まで映像で説明しているのがMaster Tenkaraである。 https://vimeo.com/ondemand/mastertenkara テンカラのタックル、仕掛け、ハリスの結び方、毛バリの巻き方、キャスティング、ポイントとは・・・。懇切丁寧に映像で説明している。 入門者にはうってつけである。 本で理解し、映像で確認する。 わずか1980円。しかもパソコンでも、スマホでもネットワークがあれば、いつでも、どこでも、何度でも見ることができる。タダほど高いものはない。デタラメなYoutubeを見るより、お金を払って良質な映像を見よう。
講習会に参加しよう 最初は誰もが初心者である。 自己流ではなく、しっかり基礎を教えてもらうには講習会に参加することである。人脈ができ、知らない釣り場も教えてもらえる。 講習会では仕掛けや技術だけでなく、ルールやマナーについても伝えている。釣りブームでルールやマナーを知らない人が増えていることを昨今のニュースで目にする。 私も沢山の講習会を開催しているが「教えることは教えられること」をその都度、痛感する。教えるのも私の勉強である。 段戸川C&R区間の土曜講習はこちら それ以外にも開催しているので、ぜひ参加を。 http://www.tenkaradaio.sakura.ne.jp/tenkara/2021/kousyu.htm
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