4年目のレディーステンカラ講習会

 

7月30-31日は今年で4年目となるMTおんたけでのレディースの講習会。女性6名に男性パートナーの2名である。

今回は、なんと遠路も遠路、広島からクリスさん(日本人)とパートナーが参加。開田高原まで走りに、走り続けてなんと9時間とのこと。

クリスさんたちとは高知、山口で、また8年前には石徹白の講習会に参加しているので馴染みである。

今回は釣りが生まれて初めての「いきなりテンカラ」の女性、餌釣りは経験があるがテンカラはほぼ初めての方、第1回から参加で今年4年目の女性まで多彩である。

標高1200mの高原とは言え真夏である。30℃を越えたが高原のサラッとした空気と渓流のウォータークーラーでしばし下界の暑さを忘れる。

広島から来た丸岡さん曰く、標高1200mは広島の山の頂。3000mの御岳山が目の前に見えるこんなところは広島にはないのぉ。

ならばと二人には御岳山の雪渓直流の冷川の上流部に入ってもらう。

広島じゃ、こげな渓流ばないのぉ。なんだかおかしな広島弁じゃのぉ。クリスさん、間違うとるかね

 

 

座学、キャスティング、実釣のデモとすすみ、さぁ皆さん西野川で釣りましょう。

なんとなんとである。第一期生の朝日さんが36cmのイワナを釣ったのだ。朝日さんはつり人社の雑誌『渓流2022春号』の表紙を飾った人である。

釣行回数は少ないものの4年目となると魚の付き場、どこに毛バリを落とし、どの筋を流すかが見ただけでわかる。

小さなアタリに合わせを入れ、大物のイワナの引きをいなし、ネットインする一連の動作ができている。

女性の場合、わぁ、きゃぁ、ひぃ、ぎゃぁ、ぎょえぇと声を出しパニクルことが多いが、一声も発せず、竿を上流に倒し、静かに寄せる取り込みはキャリアのなせるものだろう。

言い換えるなら、このレベルになるには4年ぐらい、4シーズンくらいの経験が必要なのかもしれない。

イワナは刺身になり、バーベーQのとき皆さんに食べてもらった。この刺身は私の中ではもっとも美味いものだった。

バーベQの後は自己融着テープで巻くテキトー毛バリ巻きである。指先が器用なのか、男より巻くのは早い気がする。男の遅いのは酒が入っているからかも。

翌日は広島ペアは再び冷川へ。県を越えた3人と、西野川を再チャレンジする3つに分かれた。

私は県を越えた3人について面倒をみたが、3人ともキャスティングはまずまずできている。2時間でドラテンで1〜3匹釣って楽しんでもらった。

キャスティングができれば、魚にやる気さえあれば間違いなく釣れる。ただ、魚のやる気だけはどうすることもできない野田聖子。

来年のレディースは私が生きていて、元気であれば9月にやる予定である。皆さん、来てつかぁさい。9月は冷川が活性するけぇのぉ。