加齢なる |
ずっと以前、キムタクと北大路欣也の「華麗なる一族」のTV番組があった。番組を見ながら、華麗なる一族にはなれないが、とっくに「加齢なる一物(いちもつ)」になっていると思ったのだった。
人間だれしも加齢とともにケガをしたり病気になる。自分の遍歴を振り返ってみた。 すぐ上の兄からダッチョ、ダッチョとからかわれたが、なんのことかわからず。子どもの頃は腹が出ているので鼠径(そけい)の手術痕に気がつかなかったが、腹がへこんでから魚の骨のような長いキズに気がつく。
オフクロに言ったら、実はお前はね・・。オフクロは不死男(ふじお)と名前を変えようと役場に行ったそうだが、ダメだったそうだ(ウソ)。以来、運のみで生きてきた。
この歳で体験すると恥ずかしいという気持ちはなくなって、逆に見せたいという変態的な心境になる(ウソ)。名前を伊保次(いぼじ)と変えようかと思った。今の手術は簡単らしい。 ある日、ウエイトを床に落としてしまった。階下は産婦人科、ドスンという衝撃で赤ちゃんが生まれてしまったとのこと(ウソ)。落としたことを注意されたのは本当。
めずらしいヘルニアだったようで、医者たちは背中ではなく腹を切って腰の手術をしたかったようだ。人体実験である。もちろん真面目に牽引して逃げるようにして退院した。 私は両方同時にやってしまったが、一つとったときに気を失った男がいたそうで、傷が回復してからもう片方をとるとのこと。待つ間の心境はいかばかりか。 45歳、大事なところをヒルに吸われる 真っ昼間に、大事なところをヒルに吸われる「真ヒルのチン事」がおきる。
53歳、落石で腕の骨2本骨折、20針縫合 12日入院
無数の石が落ちてくるときも怖かったが、家内に電話したとき「ナニ! 生きてたの。死ねばよかった」と言われたときの方が怖かった(ウソ)フェニックス(不死鳥)石垣と名前を変えようかと思った。 看護師さんが前日にギブスを切った。手術のために、腕が毛深ければ剃らなければならないそうで、事前に確かめるのだそうだ。その目的を聞いたのは切った後である。 毛深いかを確かめるなら、もう片方の腕を見ればわかるでしょう(オバカ)と若い看護師(婦)さんにやさしく言ってあげた。 骨を半分切除して、取った骨を椎間板に挟んで骨をつなげてしまい、2本のプレートと4本のボルトで骨を固定する3時間余りの手術。
スーッと気が遠くなるとき、まだ行ったことはないが、あの世に行く瞬間はこんな感じなのかと思う。そう思うと死ぬのも怖くない。ただし、それまで七転八倒するのはいやだが。 以前は切開していたようだが、今は抜くようだ。さらに進化した手術法もあるらしい。 トマトケチャップのスパゲティーのような静脈がとれたら しいが、さすがに先生は見せてくれなかった。日帰りなのはありがたい。 ただし、気が小さいので心臓が小さいこと、それゆえ毛が生えていないこともわかった(ウソ) 2023年 右手首2本骨折 浮き石を踏んでしまい、受け身をする間もなく右手首がポッキリ。翌日はつり人社の取材だった。どうしても竿を振ってくれとのこと。 10分だけ振って2匹。振るときは激痛。しかしヒットすると痛さを感じない。つくづくテンカラが好きと再確認した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー だんだんアレが近づいていると思うが、2年ごとの脳犬でも、年相応に萎縮しているとのことだが異常なし。
長命の家系なので、このままだと長生きしてしまうかもしれない。あの人も逝ってしまった、この人も。テンカラ仲間を皆んな見送ってから逝くのかもしれないと思う師走である。 |