子どもは小さい大人

 

今年も日進プールフィッシングのアドバイザーをお願いされたので時間のあるとき、また暖かな日に出かけている。

ある土曜日、2人の子どもがテンカラをやっていた。一人はお爺さんもテンカラ。この子のキャスティングは上手い。

もう一人はルアーのお父さんと一緒である。自分もルアーをやっていたが、釣れないのでテンカラに興味を持ったようである。

テンカラは初めてだけどやりたいとのこと。聞けばともに小学3年生とのこと。8歳から9歳である。

二人ともキャスティング、アタリの取り方、誘いのリズムなど、少し教えるだけですぐできる。

アタリを待つときの竿の角度が10時になっている。それは教えていないが自然にそうなっている。最適なフッキングの角度は10時である。

ハリを持っていないので蛍光黄緑のモップ毛バリや、白毛バリなどを渡す。一人の子どもは自分でハリを結ぶことができる。

結果、ルアーのお父さんより、お爺さんより釣った。ルアーのお父さんに魚を見せにいくとき、小走りである。嬉しいんだな。

 

 

子どもは小さい大人と言うがそう思った日だった。子どもだからできないと大人が世話を焼いて手を貸してしまったらダメなのだ。

できないのは知らないからである。知らなければ教えてやればいい。

わかれば自分でやるようになる。子どもだからできないと頭から思ってはいけない。 どうしてもできないときだけ手を貸せばいい。できることを大人がやってはダメだ。

アタリにタイミングよく合わせ、取り込んで、チラッとこちらを見たときの顔は自信にあふれている。

僕、できたよ。

それでいい。たかがテンカラだけれどそれが勉強にもスポーツにも繋がるんだよ。

 

例年だと12月半ばになればプールはバスクリン色になるが、今年はなぜかクリアである。

このため、毛バリへの魚の反応がよく見える。毎日、たくさんのルアーや毛バリを見ているので当然スレている。

それでも食いのいいアタリ毛バリがあるはずである。それが何か、いろいろ試しているがなかなか結果がでない。そこがプールテンカラの面白いところである。

今のところ、クリアのとき、もっとも実績のいいのが蛍光黄緑のモップ毛バリである。モップを切って巻き付けただけ。毛(羽根)がないので毛バリとは言えないが。

曇りの日、晴れていても3時をまわり、少し明るさがなくなったときこの毛バリの食いがいい。

サイズが大きく蛍光なので目につきやすいのかもしれない。ただ絶対というわけではない。バスクリンなら白の蛍光毛バリに食いがたつ。

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1/21、2/18、3/17にプールテンカラの講習会があります。詳細は追ってアップします。

アドバイザーなのでテンカラのタックルはいつも用意しています。ルアー、フライの人でテンカラをやってみたい方、遠慮なく声を掛けてください。

また、この日、行くので一緒にどうですかという人、トップ画面からメールください。都合がつけばぜひ。