テンカラ釣り具の出荷額は?

 

今、ルアー人口が増えている。このたびアドバイザーになった愛知県日進市の日進プールでも8〜9割がルアーである。実際、レジャー白書をもとにした割合でも釣り人口の6割がルアーである。

*図は「岐阜県水産業振興計画(素案)に対する県民意見募集(パブリック・コメント)について」を使用

 

釣り具の出荷額では年間1700億円のうち、ルアーが1100億円で、6割を占めている。鮎は40億円程度で減少傾向が続いている。

 

鮎釣りの年齢層をみると7割が60〜70歳代である。今や、鮎釣りは高齢者の釣りである。鮎は80歳を越えるとやめる人が多いことから、あと10年もすれば鮎人口は激減することがわかる。

ではテンカラはどうか。残念ながらテンカラ人口と釣り具の出荷額はわからない。鮎が年間40億円なのは鮎竿の値段が高いからだろう。面白い釣りであるが若い人が入らないのは用品が高いことが一因である。

比較して人口が少なく、竿も安いテンカラはとても1千万円もいかない、数百万円の規模なのではないだろうか。メーカーがテンカラにチカラを入れないわけがわかる気がする。