森と川のめぐみ リバーベース塩瀬の講習会

 

「あいち森と緑づくり税」を活用して、森と川のめぐみを考えるテンカラ講習会が11月10日、新城市のリバーベース塩瀬で行われた。

当初の11月2日の5組15人の予定が大雨で延期となり、3組8人の参加となった。

リバーベース塩瀬の管理人のタッキーから目的の説明があったのち、私から、テンカラは昔からの釣りで自然にあるものを利用していたと話したのち、では毛バリ作りのために鳥の羽根を探しに山へ行きましょう。

最近、獣に食われた鳥がいたようだ。羽根が散乱していたので参加者は羽根を集めたり、なかには花は毛バリにならないか、シダの葉を巻いたら毛バリになるのではの発想も。

さっそく毛バリ巻き。いつもの自己融着テープで巻く。子どもの目が真剣。こういう目を見るのはうれしい。

花を毛バリにしたり、シダの葉を羽根代わりに巻いた毛バリ、尻尾を長く伸した毛バリなどオリジナルな毛バリができた。

 

 

では実釣へGO! 

魚は動くもの、ゆっくり沈むものに興味をもつので、誘ったり、沈めたりするデモを少しやったあと、さぁ、釣りましょう。

キャスティングに慣れてくるに従い、次々と竿が立つ。小学1年生、3年生の子どもは夢中で竿を振り、それぞれ8匹と10匹。お父さん、さっぱり。お父さん、どうした。

次は釣った魚を自分でさばく。魚をさばくのは初めての人もいるのでスタッフが丁寧に教える。血合やエラの取り方などすぐにできるようになる。

その後は、焼き専門のスタッフにより、炭火の遠火の弱火で30分かけてじっくり焼き上げる。水気がとんでうま味が凝縮した魚はメチャクチャ美味しい。

美味しさのあまり、竹串までなめる子どもも。今までで食べた魚で一番、美味しかったと。

「いただきます」は生き物の命をいただくこと。魚に感謝して綺麗に食べようね。

自分で巻いた毛バリで、それも山に落ちていた羽根でも釣れることがわかって昔の人の知恵に感心したようだ。

ただ、花とシダの毛バリは耐久性がなく、使えないことも。