段戸川倶楽部発眼卵放流

 

11/2(土)は段戸川支流の小田木川へアマゴの発眼卵放流である。今年で3回目。孵化した稚魚を来年2月に段戸川C&R区間に放流する。

この日は水産庁関係者が視察に来るということで漁協関係者一同、一睡もできずに朝を迎えたらしい。

なんてことはなく、視察に来たのは栃木県中央水産研究所の坪井潤一さん、日本水産資源保護協会の女性、全国内水面漁業協同組合連合会の女性の3人で、一同、すっかり肩の荷が下りたのだった。

坪井さんは愛知県豊山町の出身とのことである。イワナやアマゴの棲み分けなどの研究者である。

坪井さんの研究の一端を2019年1月にイワナは釣られやすい魚、釣られた経験よりイワナの個性 として紹介した。釣り人の参考になる研究である。

その坪井さんが視察に来たので驚いた。しかも若い女性が2人も。このような視察ならいつでもお願いしたい。

今年は雨が多かったので、まだ山はたっぷりと水を貯めているようで水は涸れていない。

冬の渇水、凍結、予期せぬ増水を想定してBOXを数カ所に埋設する。石で覆い、冬に耐え春を待つ。大勢の作業なので1時間足らずでできた。

孵化率90%を期待している。2月の回収のときにはBOXには佃煮状態の稚魚が育っているだろう。

2月の回収、C&R区間への放流は大勢の協力が必要。また、ロープ張り、釣り場降口の整備をするので、ぜひご協力をお願いします。

その後は参加者で住箱(DANBO)でお昼。今後、暖房、トイレなど充実していくので活用の範囲が広がるだろう。

段戸川C&R区間 公式サイト

 

 

11/4(月)は振替休日なので、というより3日が野原川マス釣り場の秋の釣り大会だったので、大会の残りマス狙いもあって集合である。

テンカラが4名、フライは内山さん、内山ジュニアと吉本さんの3名である。ジュニアは凄腕である。ジュニアのブログ「いつか見た景色」参考になる。

野原川のいいところは仕切りのない自然渓流で、そこに人がいない限り、誰でも釣っていいので残りマス狙いで釣り歩くことできるところである。

放流は1kgのニジマスなのでおおむね7~8匹である。どれくらい回収できるか。今回、私は7匹、西尾さんはそれ以上なので、ほぼ100%である。

途中、餌釣り師に聞いたところ、目の前に放流してもらったのが2匹、歩いて1匹とのことだったので、餌だから釣れるわけではないようだ。釣る人はもっと釣ってるかもしれないが。

餌の場合、一旦、餌にスレると、餌には毛バリのようなバリエーションがないので目先を変えられないところが理由かもしれない。

放流してしばらくすると2~3匹は釣れる。ここからである。すぐに毛バリにスレる。ともかくいろいろな毛バリで目先を変える。

ホレ、こんな毛バリ、見たことないだろう。こんなにクネクネ動く毛バリは。どうだ、まいったか。

この日はマラブーも繰り出した。これにもスレる。尻尾だけチョンとつまむ。このぉ! とムキになって合せて、合わせ切れが2匹。まるで初心者である。

ジュニアはすごい。上流で45cmを釣ったという連絡が入る。すべてのヒレが回復しているので昨年放流の残りマスではないかとのこと。

次は11/24(日)テンカラ大忘年会の翌日である。参加者の人、寒いので防寒対策と各種毛バリの用意を。